研究開発者のためのビジネスマインド養成講座~その6[会員限定]
これまでのコラムで潜在需要を如何にキャッチするか、そして潜在需要を顕在化するにはどうしたらよいのかを論じてきました。最終回の今回では、潜在需要を顕在化させる上で乗り越えなければならない二つの大きな壁について考えていきます。その壁とは、研究開発資源を投入すればするほど性能や機能を引き上げても必ず…続きを読む
これまでのコラムで潜在需要を如何にキャッチするか、そして潜在需要を顕在化するにはどうしたらよいのかを論じてきました。最終回の今回では、潜在需要を顕在化させる上で乗り越えなければならない二つの大きな壁について考えていきます。その壁とは、研究開発資源を投入すればするほど性能や機能を引き上げても必ず…続きを読む
今回は、潜在需要の顕在化を図っていく上で有効と思われるフレームワークについてご提案します。消費者がモノを購買する際に感じる“満足度”の分類を考えてみましょう。満足感の質がより実感的であるか、認知的であるか、という軸と満足感の起源がより主観的であるか、客観的であるか、という2軸で満足感を4つのタ…続きを読む
今回のコラムでは、「認知的不協和の呪縛」からユーザーや開発者が解放された事で潜在需要を顕在需要に変えられる可能性があるという筆者の仮説に関して、具体的な事例を見ながら考察を進めていきます。ポカリスエットやネスカフェなど今では身近な製品にも実は発売当初にはユーザー側に「認知的不協和の呪縛」があっ…続きを読む
今回のコラムでは、ビジネスR&Dの実行に当たって成功のカギとなる「如何に市場ニーズを早期にキャッチするか?」を考えていきます。ニーズ(需要)には顕在需要と潜在需要の2つがありますが、現在の日本では顕在需要を見つける事が難しいため、潜在需要を積極的に掘り起こして顕在化させ需要自体を創出していく事…続きを読む
前回はコンカレントR&Dの考え方などについてご紹介しましたが、今回のコラムでは現実には企業の研究開発部門においてコンカレントR&Dが何故十分に行われていないのか、原因について考えていきます。研究開発者による必要性の認識度合いやリスクの過大視、スキル不足、社内組織の壁と、筆者は問題を大きく4つに…続きを読む
筆者は最近、企業の研究開発部門長の方などから「研究開発者にビジネスマインドを持たせたいのですがどうしたらよいのでしょうか」というご相談を受ける機会が増えています。研究開発部門におけるビジネスマインド育成は、経営視点で考えても非常に重要なテーマとなってきていると言えるでしょう。企業における研究開…続きを読む
Management of Technology(略称MOT)という言葉をどこかで聞かれたことがある方も多いのではないかと思います。当初MOTは、メーカーが「死の谷」と「ダーウィンの海」を乗り越える上で有効な教育プログラムとして位置付けられましたが、その一方で、「MOTプログラムで、日本企業の…続きを読む
『セレンディピティ』(Serendipity)という、ちょっと洒落た響きを持つ言葉があります。4月のこのコラムでも登場しましたが、「偶然の出来事から大切なこと、本質的なことを学びとること、あるいはその能力」を表す言葉です。“偶然を洞察する能力”であることから、『偶察力』と訳されることもあります…続きを読む