それはやる気の問題か[会員限定]
“モチベーション”というキーワードがもてはやされて久しいですが、筆者は日本では多様な問題を精神論、やる気の問題に収斂させすぎているのではないかと感じることがあります。昔の若手社員の仕事は、やる気でカバーできる単純化された仕事から始まったため、その間にいろいろ学べる助走期間が長かったのですが、今…続きを読む
“モチベーション”というキーワードがもてはやされて久しいですが、筆者は日本では多様な問題を精神論、やる気の問題に収斂させすぎているのではないかと感じることがあります。昔の若手社員の仕事は、やる気でカバーできる単純化された仕事から始まったため、その間にいろいろ学べる助走期間が長かったのですが、今…続きを読む
前号コラム「マインドセットは変えられるか?(上)」を配信した直後、多くの方からコメントを頂きました。筆者は、日本企業において、社員のFM化阻止&GM化促進が喫緊の課題であることを改めて強く認識したと言います。さて、今回のコラムでは、ドゥエック教授から送られてきた研究論文についてご紹介し、考察を…続きを読む
人材育成という仕事に関わっている人間にとって常に突きつけられるテーマは「果たして人のマインドセットは変えられるのか?」という問題ではないでしょうか。筆者ももちろんその中の一人であり、重要なテーマとして日々取り組んでいます。そんな悩める教育関係者たちに希望の光となる研究に取り組む学者がいらっしゃ…続きを読む
ES(従業員満足度)調査を行っている企業は少なくありません。皆さんの職場でも行われているのではないでしょうか。筆者はしばしばお客様からES調査の結果を分析して、組織風土改革の打ち手を考えて欲しいという依頼を受けることがあります。しかし、組織風土改革の打ち手はテスト結果をそのまま使うだけでは導け…続きを読む
流通・小売業界には「売上げは全てを癒す」という有名な言葉があります。筆者は今日の日本企業を取り巻く経営環境を考えるとき「成長は全てを癒す」という言葉を新たな経営訓に加えることを提案します。企業の成長には社員や組織を元気にする強烈なヒーリングパワーが宿っているからです。しかし、全ての成長にヒーリ…続きを読む
社員の「やる気」を高めることの重要性が叫ばれて久しいですが、人間のやる気を高める方法として外発的・内発的な動機付けの二通りの方法がありえます。しかし、外発的動機付けはコストがかかる上に、必ずしも効果があるとは限らないことがわかってきました。このコラムでは、内発的動機付けがより効果的に機能するに…続きを読む
かつて小林秀雄は「花の美しさがあるのではない。あるのは美しい花である」という有名な言葉を残しました。しかし、この言葉は仕事においてあてはまるのでしょうか?現実には企業としてやらねばならない仕事の大枠は決まっている中で、「楽しい」と思える仕事をメンバーひとりひとりに与えることは難しいのではないで…続きを読む