自動車産業の今後を考える(3)[会員限定]
今年の春にGMが破産してからさまざまな再建策が打ち出されていますが、年末になってまた大きな動きがありました。ヘンダーソンCEOの事実上の解任と、ヨーロッパの現地ブランドであるOpelとSaabの売却中止が打ち出されたことです。これらが自動車業界にどのような影響を及ぼすのかについて考えていきまし…続きを読む
今年の春にGMが破産してからさまざまな再建策が打ち出されていますが、年末になってまた大きな動きがありました。ヘンダーソンCEOの事実上の解任と、ヨーロッパの現地ブランドであるOpelとSaabの売却中止が打ち出されたことです。これらが自動車業界にどのような影響を及ぼすのかについて考えていきまし…続きを読む
過去20年間、アメリカの自動車会社はヨーロッパの自動車会社を次々と買収してきました。しかし、アメリカ本国の経営が悪化するに伴い、これらヨーロッパの自動車会社は売却されています。こうした自動車会社は、その所有者が次から次へと変わっていても新しい所有者のもとで存続しなければなりません。こうしたヨー…続きを読む
昨年の金融危機が引き金となって、世界規模で多くの産業の需要が急速に落ち込み、業界の再編も加速しています。そうした中で自動車産業はその規模、雇用者数の大きさから、各国政府が新車需要の落ち込みに対して供給側にも需要側にも手厚い対応をとっていますが、筆者はこうした政府による自動車産業へのてこ入れは大…続きを読む