Leadership Insights
前回のコラムでは「未来学」の変遷を振り返りました。今回は未来の「未来学」について考えていきます。近い将来を見据えたときに、未来学はどのような進化を遂げる可能性があるのでしょうか?筆者は大きく二つの異なる方向へ進化する可能性があると考えています。
 
ビジネスの現場で自分の「流儀」を明確に持っていたり、確立している人というのは多くないようです。筆者はこれまでいろいろな業界のさまざまな世代の人にインタビューを数多く行ってきましたがその中でも「流儀」を確立している、と思える人に会う機会というのはそれほどありませんでした。筆者なりに考える自分の「流儀」を確立するためのポイントを具体例を見ながら考察していきます。
 
筆者が「21世紀の経営学の必須科目」になると確信する“未来学”。その変遷と今後の展望について議論します。 未来学は、「科学の直線的進歩を前提とした、バラ色かつ単一の未来像を予測するアプローチ」である19世紀末のH.G.ウェルズの小説「タイムマシン」により幕開けした第一世代にはじまり、戦後アメリカで誕生し今日に至っている未来学(=シナリオプランニング)は、「科学、社会、政治、経済など様々なファクターを勘案した、楽観と悲観が交錯する複数の未来像を予測するアプローチ」であり、第二世代の未来学として発展してきました。
 

人間力とは

(2006年07月19日)
最近いろいろなところで「人間力」という言葉がはやっているようです。しかし厄介なのは、その「人間力」という言葉がいったい何を指しているのか明快なイメージがないまま使われていることです。 ある日筆者は、松岡正剛さんと立ち上げた新しいプログラムの一コマで、『これからの日本において「日本の裏社会」についてどうしたらよいか』、というテーマについて考えさせられます。筆者は、このような答えの出しにくいこと、答えのないことに自分なりの答え、自信をもって人に語れる答えを出してもらうことが「人間力」を鍛える上で重要なのではないかと感じます。
 
筆者は、ある大企業の人事部で人材育成を担当している友人から「研修を受けた社員はみな顔つきが変わってくるが、会社全体が変わる感じがしない」という愚痴を聞いたことがあるそうです。 しかしもちろん、会社という組織も個人と同じように「顔つきが変わる」ような変化を遂げることがあるわけですが、では、組織全体があたかも人相が変わるように変化を遂げるとき、集団の中ではどのような変化が起こっているのでしょうか。筆者は、ごく単純なモデルを想定して、思考実験を試みます。