Leadership Insights
キーフレーズで考えるシリーズ、今回取り上げるテーマはネットワーク形成についてです。言うまでもなく個人のキャリアは自分の力だけで作ることはできません。自分のキャリアや人生を振り返るとネットワークや自分を取り巻く人たちとの関係が如何に重要であるか皆さんも実感されることでしょう。クランボルツ教授の曰く「よい偶然が沢山起こる人と起こらない人がいて、その違いは日ごろの行いにある」のです。では、私たちはどうしたらよいのでしょうか?
 
昨年の金融危機が引き金となって、世界規模で多くの産業の需要が急速に落ち込み、業界の再編も加速しています。そうした中で自動車産業はその規模、雇用者数の大きさから、各国政府が新車需要の落ち込みに対して供給側にも需要側にも手厚い対応をとっていますが、筆者はこうした政府による自動車産業へのてこ入れは大きな禍根を残すと考えています。各国の対策と日本の対応を比較しながら自動車産業の今後について考察してみましょう。
 
かつて「リーダーの中のリーダー」と絶賛されていたGEのジャック・ウェルチが提唱したリーダーの条件をあらためて眺めてみると、トップダウン型のリーダーをイメージしていることが分かります。しかし、今日の日本企業を取り巻く状況を考えると、トップダウン型のリーダーシップだけでは仕事をうまく推進できないケースが増えてきているのではないでしょうか。筆者は、従来のトップダウン型リーダーシップとは別に、複数の異質な組織を横方向に束ねながら共通のビジョンや目標を達成していく新たな形のリーダーシップが必要であるのではないかと考えています。
 
皆さんの会社では「顧客視点」が定着していますか?筆者は日々クライアント企業の方と接するときに、「顧客視点」の欠如を感じることがあります。なぜなら、企業は顧客に価値を認められてこそ存続できるものなので、組織にとっての本質的な問題設定は外向きの視点からしか生まれないのに、皆さんの問題意識が内向きになっていることがかなり多いからです。なぜ顧客視点は定着しないのでしょうか。筆者は、顧客の神格化、顧客主義の神話化がその原因ではないかと考察します。
 

影響力を決定するもの

(2009年07月09日)
最近「影響力」をテーマにした研修の依頼が増えているという筆者は、研修プログラムを企画、実施するにあたり、影響力とは何なのかについてあらためて考えてみることにしました。しかし、影響力を発揮するためのアプローチについては色々ありますが、肝心要の核となるものがみえてきません。そんなときたまたま読んでいた本の中で、これだという言葉を見つけました。筆者はその言葉を「影響力は距離感に比例する」ことだと解釈しました。つまり影響力を発揮するということは、相手との心理的距離感を縮めることだと言えます。では、人間がもっとも距離感を感じないものとは一体何なのでしょうか?