Tグループ


Tグループ(トレーニング・グループ)
TグループはTraining Groupの略で、心理学者のクルト・レヴィンらが1946年アメリカのコネチカット州において、ユダヤ人とアメリカ人の雇用差別撤廃を推進するために、ソーシャルワーカーや教育関係者などを集めて、講義やグループ討議、ロールプレイングなどを用いたワークショップを開催したことが起源とされる。
Tグループは、自己理解、他者理解、グループダイナミックス、リーダーシップなどに関して深い気づきを得る体験的な学習方法であり、オフサイト(郊外)の研修施設で実施されることが多い。1グループ10人前後に分かれ、各グループにトレーナーと呼ばれるグループ・リーダーが1~2名加わる。場合によりオブザーバーが1~2名加わることもある。グループ・メンバーは円く並べられた椅子に座り、「今」、「ここ」で起きている現象に集中するよう求められる。そしてその場で起こる情緒的体験から、自他の存在を認めあい、人間関係のあり方や主体的な生き方について考えていく。
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