経験曲線効果


経験曲線効果(Experience Curve Effect)
経験曲線効果とは、累積生産量が増加するたびに、一定の比率で製品単位当りのコストが減少する現象をいう。
この効果は、1930年代アメリカの航空業界の生産コストを調査している過程において、規模の経済性だけでは説明でない時系列的なコスト低減が見つかったことに端を発し、その後、様々な産業について同様の研究を行った結果、生産コストだけではなく、販売などの間接コストにも同様の効果が認められることが分かった。一般的には、生産コストに限定する場合は学習曲線(Learning Curve)効果といい、限定しない場合は経験曲線効果という。
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