期待理論


期待理論(Expectancy Theory)
期待理論とは、1964年にブルーム(V.Vroom)によって提唱されたモチベーション理論の1つ。人間がどうやって動機付けられるのかという「動機づけの過程」に注目し、人間の行動は、「どこまでやればよいかの限界値が明確で、どうすればよいのか戦略が必要充分であり、達成した目標の成果が魅力的であれば、その目標に向かって動機付けされる」という考え方のこと。
期待理論では、以下の期待を連鎖的に成立させることで、動機付けを実現出来る、としている。
期待連鎖1 目標(Goal)を実現する事によって、魅力ある成果(Reward)を期待する
期待連鎖2 戦略(Efforts) によって、目標(Goal) の実現を期待する
従って、この2段階の期待連鎖を実現するためには、3つの設定が必要となる。
1)魅力ある成果の設定(Reward)
2)成果を実現するのに必要充分な目標値の設定(Goal)
3)目標値を実現するのに必要充分な戦略展開(Efforts)
パス・ゴール理論は、期待理論のモチベーションの発生過程に注目して適用されたリーダーシップ条件適応理論の1つである。
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