帰納法


帰納法(Inductive Method)
帰納法とは、多くの事実の間にある共通の本質を求めるものであり、複数の事例から、普遍的な原則を導き出す論法を指す。
例えば、Aさんは死んだ、Bさんは死んだ、Cさんは死んだ・・・という複数の事実から、人間は死ぬべき存在だろう。という原則を導き出す。ただし、全ての事例は事実でなくてはならない。一つでも事実に反する事例があれば、その原則は成り立たないこととなる。A~Yさんまでは死んだとしても、Zさんが死んでいないという事実があった場合、人間は死ぬべき存在だろうという原則は成り立たない。
また、身近な事例のみから結論を導くなど事例が不十分な場合、もしくは、事例の数が十分であったとしても、サンプルに偏りがある場合には成り立たない。
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