変革的リーダーシップ理論


変革的リーダーシップ理論(Transformational Leadership)
変革的リーダーシップ理論とは、1980年代に大きく広がってきたリーダーシップ理論の潮流の1つで、現在最も活発な議論が行われている。変革的リーダーシップ理論においては、変革を実現する為にはどんなリーダーシップのあり方や特性が必要なのか、を追求している。カリスマ的リーダーシップ理論と重なる部分も多いが、現在多くの学者はカリスマ性よりもリーダーの掲げるビジョンが最も重要である、とする立場を取っている。
アメリカ経済が低迷し、厳しい国際競争にさらされる中、市場の環境変化が著しく、複雑性を増してくる中で、企業が更に発展するために必要とされる「変革」を、永続的に実現するためにはビジョンを共有して、社員の能力を引き出し、組織学習を促進することによって、変革を実現するという考え方が基本になっている。
代表的な理論に、コッターのリーダーシップ論、ティシーの現状変革型リーダー論、ビジョナリー・リーダーシップ論などがある。
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