メタ認知


メタ認知(The Meta Recognition)
メタ認知とは、認知心理学の用語で、認知に対する認知のことを言う。見る・聞く・話す・書く・理解する・覚える・考えるといった通常の認知活動を、もう一段高いレベルから捉えた認知のことで、現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、「何が分かっていて、何が分かっていないのかが分かる」能力のことを言う。
メタ認知能力が高い人ほど、自分の思考の癖や、コンディション、知識・能力などを客観的に捉える事が可能になり、自分の行動を構造化して理解する事が出来る。企業におけるハイパフォーマーは、総じてメタ認知能力が高い場合が多い。過去の成功体験を自分の中で客観的に捉え直して、再現する事が出来たり、自分がどういう方法で問題解決を行ったのかを理解していることが多いからである。