人が育つ組織における管理職の役割[会員限定]
近年、組織の人材育成力が弱体化しているという課題は多くの日本企業で認識されつつあります。このような状況の中、上司や管理職が部下の育成にもっと積極的にならなければいけないというお考えを人事部の方などから課題として伺うことも多くあります。筆者は、その考え方自体は間違っていないが、問題は方法論にある…続きを読む
近年、組織の人材育成力が弱体化しているという課題は多くの日本企業で認識されつつあります。このような状況の中、上司や管理職が部下の育成にもっと積極的にならなければいけないというお考えを人事部の方などから課題として伺うことも多くあります。筆者は、その考え方自体は間違っていないが、問題は方法論にある…続きを読む
2005年に出版された「ブルーオーシャン戦略」をお読みになった方も読者の中には多くいらっしゃるのではないでしょうか。筆者もブルーオーシャン戦略の考え方自体には何の異論も無く、とても実践的なセオリーであると高く評価しています。しかしながら、筆者は一点気になっていることがあるといいます。それは“ブ…続きを読む
スタンダード・アンド・プアーズによって2011年1月27日に日本の長期国債の格付けが引き下げられました。首相の発言などによりそのことが話題になりましたが、今回のコラムでは国債の格付けと日本の金融市場について過去にさかのぼり考察していきます。何故格付けが引き下げられたのか、また、過去に引き下げが…続きを読む
みなさまの中にも既にフェイスブックに登録されている方はいらっしゃると思いますが、2004年に創業したフェイスブックへの登録者数は既に全世界で5億人を越え、昨年1年間のフェイスブックへのアクセス数はグーグルを越えて、いまや世界最大のウェブサイトとなっています。そのフェイスブックの創業者であるマー…続きを読む
インヴィニオ代表土井より2011年にインヴィニオが取り組む人材育成、組織開発の方向性について、その意義と具体的な内容についてご紹介いたします。筆者は近年徐々に人材開発・組織開発事業の需要が回復してきたように感じています。しかしながらそれは、景気が上向いてきたからというよりは、どちらかというと、…続きを読む
筆者は以前からピラミッド型組織対自律型組織という枠組みで組織論を展開してきました。洋の東西を問わず多くの組織で課題となっているのは組織の自律性向上です。筆者が考える理想的な自律型組織のイメージとして提唱しているのは“サッカー型組織”で、メンバーが特定の戦略という抽象性の高いメッセージを共有する…続きを読む
ある製品の市場規模を調べると、複数の異なる情報が出てきてしまうことがたびたびあります。そのような情報を前に、どれが正しいのだろうか?と悩んだことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。前回の「情報源の信頼性」という観点も重要な判断材料となりえますが、それだけではどの情報を正しいとするかは判…続きを読む
筆者がファシリテーションを行っている経営シミュレーションですが、今回はサービス業のROAを高めるヒントについて考えていきます。代表的な経営シミュレーションであるDecision Baseは製造業をモデルに作られていますが、筆者によればサービス業に携わる人にとっても非常に重要な示唆が得られるもの…続きを読む
筆者は最近経営シミュレーションのファシリテーションを行うようになり、今後の日本企業の戦略を考える上で重要な気付きがいくつかありました。今回から数回に亘って、その気付きをみなさんと共有していきたいと思います。今回は、マイケル・ポーターの提唱する差異化戦略について考えてみましょう。 近年国内市場…続きを読む
今年になって社内の公用語を英語にするという発表を行った日本企業が何社かあります。筆者はこのような動きを日本企業の経営パターンが多様化してきたことの現れとして前向きに評価しています。社内の公用語を英語にするというのは、経営者から発せられる社内外への強烈なメッセージとなります。そこには自社のビジョ…続きを読む
近年ウェイ・マネジメントへの注目が高まっています。先日インヴィニオ主催で開催いたしましたウェイ・マネジメントをテーマとしたセミナーでは、京セラの伊藤謙介氏とファミリーマートの岩崎浩氏にご登壇いただき、それぞれの会社におけるウェイ・マネジメントについて語って頂きました。この両社は、ウェイが作られ…続きを読む
国の経済力や競争力、国民の豊かさを考えるとき、私達はすぐにGDPなどに代表されるフロー指標に目が行きがちです。しかし、フロー指標に注目する限り、少子化と高齢化で生産年齢人口が減少し続ける日本が、若年人口の増加著しい新興国と互角に勝負するのは基本的に無理があると筆者は言います。目を転じて価値競争…続きを読む
企業における事業戦略策定の際には、様々な予測データが用いられています。みなさんも、活用されることがおありなのではないでしょうか?将来がなかなか見通せない不確実な世の中では拠り所の一つとして定量的な予測データがあると、戦略資料の説得力は格段に高まります。筆者はそもそも予測や将来見通しに絶対という…続きを読む
欧米でも日本でも、右肩上がりではなくなってしまった変化の激しい時代に、企業とそこで働く人双方の持続可能性の両立はこれまでの人事の考え方の延長では難しいことが明らかになりました。そろそろ人事が経営の勉強をしっかりとして経営の言葉で人事を語り、どのような形で人事が優位性構築のために力になれるのかを…続きを読む
目標管理をモチベーション向上に上手に結びつけることは皆さんの会社でも課題となっていることではないでしょうか。目標管理はどうしても成果主義とリンクしている場合が多いため、なかなかうまくいかない会社も多いようです。筆者は、目標管理だけではなく、社員の主体性を最大限に引き出す人事施策を併せて行うこと…続きを読む
研修の効果をどのように測るかは人事部門の方々にとって悩ましい問題ではないでしょうか。研修というとどうしても個々人の能力アップ、気付きを伴う行動変容などに焦点があてられがちですが、実は組織開発面での効果が期待できると筆者は言います。また、研修を設計する場面で非常に重要なのは“どのような効果がある…続きを読む
日本の電子機器メーカーは、多機能追及の製品・サービスの開発競争を続けています。皆さんも、ご自身でお持ちのデジカメや携帯電話などの機能をほとんど使いこなせていないと感じることは多いのではないでしょうか?しかしながら世界の市場を見渡してみると、ITの世界でもある種のミニマリズムを主眼に置いた製品開…続きを読む
前回のコラムでは、日本がまさに八方塞の状態に陥る可能性が高いことを論じましたが、今回、日本が再び成長への活力と輝きを取り戻す手立てはあるのかどうかについて考察してみます。筆者は日本には「擬似鎖国国家」になれる選択肢があるのではないかと提唱します。敢えて鎖国というキーワードを軸にこれまでの経済モ…続きを読む
世の中に情報があふれ返った昨今、ビジネスにおいて特に重要になってくるのが、いかに信頼性の高い情報を選び出すかということです。筆者は「情報源」という意識が希薄であると、情報の正確性・信頼性をあまり気にしなくなってしまうのではないかという問題意識を持っています。情報源の信頼性を見極める第一歩は、そ…続きを読む
筆者は最近、説明が求められるあらゆるシーンで「具体的」「分析的」「手段的」なアプローチに偏っている人が多いのではないかと感じています。その原因は日々本質を考えることを意識しているにもかかわらず、実際には、本質に迫るアプローチから遠ざかっているからではないかと考えています。その要因として筆者が挙…続きを読む