問題解決シコウ[会員限定]
今回のコラムでは、問題解決に必要な二つの「シコウ」について考察してみます。二つの「シコウ」、一つ目は、問題解決志向、目線を上げて考えてみるということです。目線を上げるために欠かせないのはステークホルダーや顧客の視点です。二つ目のシコウは問題解決思考、頭を整理することです。事例をもとに、どのよう…続きを読む
今回のコラムでは、問題解決に必要な二つの「シコウ」について考察してみます。二つの「シコウ」、一つ目は、問題解決志向、目線を上げて考えてみるということです。目線を上げるために欠かせないのはステークホルダーや顧客の視点です。二つ目のシコウは問題解決思考、頭を整理することです。事例をもとに、どのよう…続きを読む
弊社にとって2回目となるウェイ・マネジメントを主題としたセミナーが先月開催されました。3名のゲストスピーカーをお迎えして、貴重なご講演ならびにパネルディスカッションを賜りました。今回のセミナーでもっとも印象的だったのは、ウェイ・マネジメントが目的から手段への確実な進化を遂げているように感じられ…続きを読む
当メールマガジンでも連載当初にコラムでご紹介いたしましたが、一橋大学の楠木先生が執筆された「ストーリーとしての競争戦略」はビジネス書のベストセラーとなり、発売からかなり時間が経った今も店頭の目立つ位置に積んである書店をよく見かけます。お読みになった方も多いのではないでしょうか。こちらの本の発売…続きを読む
OECDが2011年に実施した幸福度調査は興味深い結果を示しました。日本の客観的な数値で測れる幸福度は世界の中でも上位に位置するのですが、主観的な幸福度は下位グループに属するのです。この結果に疑問を持った筆者は、この謎を解く鍵になりえるキーコンセプトを行動経済学の世界的権威であるダニエル・カー…続きを読む
2月末にインヴィニオチャイナ設立セミナーを上海にて開催し、弊社のアドバイザリーボードである高橋俊介さんにもご登壇頂きました。高橋さんは、セミナーへの参加者との会話などから、日本企業における中国人幹部育成、日本の人材育成ノウハウへの高い期待を感じたそうです。そこで、今回のコラムでは、中国における…続きを読む
前回のコラムでは、顕在化した問題を特定する方法について解説しました。今回は、課題の特定、潜在的問題の特定にフォーカスし、その方法についてご紹介いたします。最初の問いを設定しなおすことで、ツリーの構成要素の述語が微妙に変わってきます。それによってチャレンジすべき課題を明らかにしたり、将来の潜在的…続きを読む
先日仮説検証型のイシュー・アナリシスについての解説したコラムをご紹介いたしましたが、多くの方よりご好評を頂きました。そこで今回はその続編として問題・課題発見型のイシュー・アナリシスについてご紹介いたします。このコラムでは、高い視点からの問題発見やまだ顕在化していない問題の早期発見をどのように行…続きを読む
前回掲載のコラムでは、筆者の所属する慶應キャリアラボとリクルートのワークス研究所の共催で実施した21世紀キャリアに関する研究会での調査において分かったことの一つとして、バブル入社組の課題について考察しましたが、今回のコラムでは、若年期のキャリア形成の実際と課題について考察します。インタビューか…続きを読む
前号コラム「マインドセットは変えられるか?(上)」を配信した直後、多くの方からコメントを頂きました。筆者は、日本企業において、社員のFM化阻止&GM化促進が喫緊の課題であることを改めて強く認識したと言います。さて、今回のコラムでは、ドゥエック教授から送られてきた研究論文についてご紹介し、考察を…続きを読む
人材育成という仕事に関わっている人間にとって常に突きつけられるテーマは「果たして人のマインドセットは変えられるのか?」という問題ではないでしょうか。筆者ももちろんその中の一人であり、重要なテーマとして日々取り組んでいます。そんな悩める教育関係者たちに希望の光となる研究に取り組む学者がいらっしゃ…続きを読む
前回掲載致しましたパート1では、命題を論理的に分解する作業のポイントについて具体的な事例を元に解説しました。今回は、引き続き同じ事例を用いて、検討すべき論点は何であるかを明らかにしていくステップを詳しく解説していきます。是非皆さんもご自身の業務に適用してみてください。 …続きを読む
筆者が所属する慶應義塾大学のキャリアリソースラボラトリーは、21世紀キャリア研究会を実施してきました。大規模な定量調査やインタビュー調査などを行った結果、明らかになったことの一つに、仕事観の明確度と仕事キャリア満足の相関があります。そこで問題になったのは、仕事観の明確度自体の数字でした。40歳…続きを読む
社内で改善提案や変革の提言を行う、あるいは新規事業を提案するようなときに、自分の主張内容を論理的に組み立てる方法論として、イシュー・アナリシスと呼ばれる方法があります。「あなたは●●すべきである」という命題を、論理的に分解する作業を通じて、その命題にYesかNoかの判断を下すとすれば、何を検討…続きを読む
東日本大震災とその後に発生した原発事故から始まった東日本の電力不足は、その後、日本全体の問題に発展しています。皆さんのオフィスでも節電が迫られ、色々と大変なことも多々おありなのではないでしょうか。企業研修の現場でも、影響はけして小さくありません。しかしながら筆者は、今回の電力不足がきっかけとな…続きを読む
最近、筆者が非常にパフォーマンスに関係すると実感しているのが“機嫌”です。内田樹さんによれば、「危機的局面」において人間は上機嫌になるものだそうで、それは精神論的な教訓ではなく、追い詰められた生物が生き延びるための戦略であるそうです。筆者の経験している様々な局面でも、人が上機嫌になるシーンとい…続きを読む
ソーシャルメディアの発達と普及によって、個人レベルで誰もが手軽に情報を発信できる時代になりました。しかしながら、手軽さが増したことによって情報を発信するということの意義や責任がなおざりにされているようにも思えます。コラムの最終回となる今回は、“情報を発信する”ということについて考察していきます…続きを読む
筆者は最近日本ラグビーフットボール協会の中竹竜二さんが書かれた本を読み、非常に共感を覚えました。そこでご本人に直接会いに行き、話をする機会を得ました。その際に、中竹さんから出た「大人の学びには痛みを伴う」という言葉が筆者の心に突き刺さりました。もともとは成人教育学者のジャック・メジローが提唱す…続きを読む
3月11日に発生した東日本大震災は、様々なものの見方や考え方を私たちが変える・変えざるを得ないきっかけとなりました。「情報」に関しても明らかになったこと、改めて認識させられたことが多々あったのではないでしょうか。今回のコラムでは、情報の本質、ネット社会が出来ること、情報を見極める力というポイン…続きを読む
3月11日に発生した東日本大震災。その被害は想定外のものでした。呆然と立ち尽くすほど深刻な危機に直面したとき、洋の東西を問わず人は誰しも救世主を待望するのではないでしょうか。超自然的な存在に求めるのならばそれは神仏であり、人であれば国王や大統領、首相といったトップリーダーということになるでしょ…続きを読む
筆者は仕事柄多くの組織の“人材像”を見てきています。しかしながら、多くの組織の人材像は、他の組織でも通用しそうな一般的な定義のものが多く、独特なものに出会うことはほとんどありません。その原因は大きく二つあり、設計の工数の問題と、ノウハウの問題ではないかと筆者は考えています。今回のコラムでは「機…続きを読む