マインドセットは変えられるか?(下)[会員限定]
前号コラム「マインドセットは変えられるか?(上)」を配信した直後、多くの方からコメントを頂きました。筆者は、日本企業において、社員のFM化阻止&GM化促進が喫緊の課題であることを改めて強く認識したと言います。さて、今回のコラムでは、ドゥエック教授から送られてきた研究論文についてご紹介し、考察を…続きを読む
前号コラム「マインドセットは変えられるか?(上)」を配信した直後、多くの方からコメントを頂きました。筆者は、日本企業において、社員のFM化阻止&GM化促進が喫緊の課題であることを改めて強く認識したと言います。さて、今回のコラムでは、ドゥエック教授から送られてきた研究論文についてご紹介し、考察を…続きを読む
人材育成という仕事に関わっている人間にとって常に突きつけられるテーマは「果たして人のマインドセットは変えられるのか?」という問題ではないでしょうか。筆者ももちろんその中の一人であり、重要なテーマとして日々取り組んでいます。そんな悩める教育関係者たちに希望の光となる研究に取り組む学者がいらっしゃ…続きを読む
最近、筆者が非常にパフォーマンスに関係すると実感しているのが“機嫌”です。内田樹さんによれば、「危機的局面」において人間は上機嫌になるものだそうで、それは精神論的な教訓ではなく、追い詰められた生物が生き延びるための戦略であるそうです。筆者の経験している様々な局面でも、人が上機嫌になるシーンとい…続きを読む
筆者は最近日本ラグビーフットボール協会の中竹竜二さんが書かれた本を読み、非常に共感を覚えました。そこでご本人に直接会いに行き、話をする機会を得ました。その際に、中竹さんから出た「大人の学びには痛みを伴う」という言葉が筆者の心に突き刺さりました。もともとは成人教育学者のジャック・メジローが提唱す…続きを読む
3月11日に発生した東日本大震災。その被害は想定外のものでした。呆然と立ち尽くすほど深刻な危機に直面したとき、洋の東西を問わず人は誰しも救世主を待望するのではないでしょうか。超自然的な存在に求めるのならばそれは神仏であり、人であれば国王や大統領、首相といったトップリーダーということになるでしょ…続きを読む
かつて「リーダーの中のリーダー」と絶賛されていたGEのジャック・ウェルチが提唱したリーダーの条件をあらためて眺めてみると、トップダウン型のリーダーをイメージしていることが分かります。しかし、今日の日本企業を取り巻く状況を考えると、トップダウン型のリーダーシップだけでは仕事をうまく推進できないケ…続きを読む
「時代観、世界観をもったリーダーの育成」にチャレンジするインヴィニオ。その中核を担う伊藤修講師によるEラーニング講座が出来ました。インヴィニオで伊藤修講師の講義を受けられた受講生の方のために、伊藤講師が「補講」を行います。日ごろの情報収集や思考の組み立て方から、時代観・世界観醸成のために自らに…続きを読む
最近、部下を叱れない上司が増えているといわれています。確かに一昔前の体育会系上司のように理由も聞かずに頭ごなしに部下を怒鳴りつけるのは時代錯誤でしょう。しかし、部下を感情的に叱ること自体、いまや許されない行為なのでしょうか。筆者は「激昂的感情を伴う正しい叱責」は優れた経営を行う上で必須なのでは…続きを読む
人材育成という仕事に携わっている筆者がしばしば感じていることがあります。それは「ほとんど同じ教育プログラムであっても受講生によって学びの深さに大きな差が生じるのはなぜか」という事です。これまでのさまざまな数多くの経験も踏まえて学びの深さに差異が生じる原因を筆者なりに考察してみたところ、大きく3…続きを読む
「わが社の社員の意識を変えたい」「部下の行動を変えたい」というのは皆さんの会社でも多く聞かれるのではないでしょうか。クライアントの方々から相談を受ける事の多い筆者は「意識と行動のどちらを先に変えるのか?」という事について様々に考えてきました。筆者の行き着いた結論は「先ず行動を変える」こと。それ…続きを読む
「『なぜ』を繰り返しなさい」「常に仮説を持ちなさい」…物事に対して思考停止せずに深く考える態度は非常に大切です。しかし、『いつでも』こうした思考態度が必要かどうかに関しては筆者は疑問を持っています。なぜなら、自分の思考の枠組みなどに囚われ過ぎてしまい、目の前の事実が見えなくなってしまうことが現…続きを読む
昨今の「論理力」ブームもあり、読者の皆様も一度は自分の論理力を高めたいとお考えになったことがあるのではないでしょうか。筆者は仕事上、さまざまな議論の場に立ち会うことが多いのですが、論理力は議論の場で意外とクセモノになりうると感じています。なぜなら、非常に論理的に噛み合った議論がなされるときに限…続きを読む
人に対して影響を及ぼす際、インパクトを持ってその想いを伝えられる人と、なかなか人に伝えきれない人がいる。もっとインパクトの残る働きかけをするにはどうしたら良いのか?リーダーシップを発揮する上で非常に重要なテーマである「インパクト」をテーマに取り上げ、そのメカニズムを脳科学の見地からも検証します…続きを読む
ビジネスの現場において、「経営感覚の必要性」という言葉は重要な課題として頻出してきます。しかし、それを実際に気づかせることは難しい。今回のコラムでは「経営感覚」を実際に肌で体験し、「気づく」きっかけの一つとしての体験学習をご紹介します。 …続きを読む
筆者はエデューサーという仕事を通じて人の想いや問題意識を引き出すことを生業としていますが、「実際のところ自分はどのように引き出しているのか?」という事をあらためて考えてみました。皆さんの中には部下とコミュニケーションを取ったり、意見を引き出してまとめたりされるのに苦労されていらっしゃる方もいら…続きを読む
「うちの会社はいったん決めると動きは速いんだけどね…」と言うのはよく聞く話です。しかし、「いったん決める」という早さの点が問題視されることは実はあまり多くありません。筆者が言うには、早く意思決定することで得られるアドバンテージは非常に大きいのです。それならば、なぜ「早く」意思決定をすることが出…続きを読む
みなさんは「心から尊敬できるリーダー」に出会ったことがありますか?かつてコンサルティング会社に勤務していた筆者はある日「この人のためなら一生涯を捧げてついていきたい」と思えるようなリーダーに出会います。さて、筆者は何故そのリーダーに魅かれたのでしょう?具体的なエピソードを交えながら、あらためて…続きを読む
仕事で必要な「癖」を身につけるには、それなりの強制力が必要になります。遅くとも新卒入社3年目くらいまでに身につけるべき5つの癖があるのですが、これらの癖を定着させる方法としていわゆる問題解決のプロセスを活用する方法を提案します。このプログラムは、直属上司や先輩の協力なしには成り立ちませんが、結…続きを読む
社員の「やる気」を高めることの重要性が叫ばれて久しいですが、人間のやる気を高める方法として外発的・内発的な動機付けの二通りの方法がありえます。しかし、外発的動機付けはコストがかかる上に、必ずしも効果があるとは限らないことがわかってきました。このコラムでは、内発的動機付けがより効果的に機能するに…続きを読む
リーダーの皆さんは全体最適を考えた行動をされていますか?ベテランのリーダーならいざ知らず、昇進したばかりのチームリーダーには、自分の率いるチームの利益を優先するあまり組織全体が見えなくなってしまう、ということがありがちなようです。それを筆者は「リーダーシップ小児病」と命名しました。この病気の特…続きを読む