ゲーム理論から見た成果主義と長期雇用[会員限定]
90年代ごろから日本企業でも多く取り入れられた成果主義という考え方には賛否両論があります。特に終身雇用を支持する人々からの成果主義に関する失敗例が数多く報告されていますが、その事例を見ると一見、成果主義と終身雇用は相容れない考え方のように思われます。しかし、ある条件がクリアされれば、決してそん…続きを読む
90年代ごろから日本企業でも多く取り入れられた成果主義という考え方には賛否両論があります。特に終身雇用を支持する人々からの成果主義に関する失敗例が数多く報告されていますが、その事例を見ると一見、成果主義と終身雇用は相容れない考え方のように思われます。しかし、ある条件がクリアされれば、決してそん…続きを読む
皆さんの職場に新入社員はやってきましたか?昨今、若手社員に関しては、うつや成長不全、3年以内で退職してしまうなど、大きな課題と言われているものが幾つかあります。筆者の所属するキャリアリソースラボラトリーでは過去に色々な調査や議論を重ねてきましたが、この問題には様々な環境の変化が関係しており、現…続きを読む
キャリア研修を若手向けに導入する企業が増加しています。筆者は「キャリア自律」というテーマに2000年から取組んできており、その考え方が社会に定着しつつあるのを喜ばしく考える一方、実際に企業内で行われているキャリア研修の中身を見るとちょっと違うと感じるものも少なくありません。そしてそれはキャリア…続きを読む
管理職の重要な仕事の一つに部下の育成があります。ところが最近では、管理職の人材育成能力の低下が危惧されています。若手社員が育ちにくくなっている、という問題については以前のコラムでも議論されていますが、その背景にある重要な要因の一つとも考えられます。なぜ管理職の人材育成能力が低下しているのでしょ…続きを読む
皆さんの組織では、20代の若手社員は順調に育っているでしょうか?近年、若手社員に関するさまざまな問題意識が提起されています。例えば、成長実感のなさから、簡単に会社を辞めてしまう若手が増えていたり、昔のように新入社員が定期的に入社する環境が無くなり、職場で孤立していたりといったことが挙げられます…続きを読む
最近人の特徴をできるだけ正確につかんで、適材適所を図るという考え方が広まりつつあります。この考え方は非常にすばらしく、人間の持っている基本的な欲求をできるだけ満たすようにすることで、本人にとっても楽しくやりがいの感じられるような職務についてもらえる可能性が高くなります。 ただし、人事にとって…続きを読む
最近、企業の人材育成に関する話題をよく見かけます。いろいろな雑誌や新聞、ニュース番組などでも取り上げられていることが多いですよね。人材育成の課題が深刻化しているというのです。それは何故なのでしょう。 筆者によると、その原因として成果主義に問題があるとか、2007年問題といわれる団塊世代の大量…続きを読む
最近よく耳にする言葉の一つに「ダイバーシティ」というものがあります。このdiversityの意味を辞書で調べると「多様性・相違」。日本企業だとどうしても女性活用という意味で捉えられがちなのですが、実はもっと幅が広い概念を表しています。 高橋さんの言うには、企業の成長を支えるために必須と考える…続きを読む
スローキャリアとは、筆者による造語で、自分らしいユニークなキャリアは作りたいとは思っているが、出世や報酬にはあまり関心がない、いわゆる非上昇志向系若手優秀層とでも言うような人材のことです。皆さんの会社にも増えてきているのではないでしょうか。 創造的価値を生み出す原動力となるスローキャリア人材…続きを読む