Leadership Insights / 中串 昌弘
| 1   2 次のページ
筆者の曰く、彼の仕事は「新しもの屋」であり、新規事業や新商品、新サービスの開発・立ち上げに関わる仕事を中心に日々活動しています。その際には「よくそんなにいろいろ思いつきますね。」という質問を多く受けるのですが、筆者自身にはいわゆるクリエイティビティは無いのだと言います。今回のコラムでは筆者がどのように様々なアイデアを出しているのか、その流儀の一部をご紹介していきます。病院ビジネスを具体的な事例にして、まずは一緒に考えてみましょう。
 
「それは分析してみないと」「じゃあ、ここらへんを分析してみよう」「ちょっと分析してみて」…筆者が関わるプロジェクトの現場で実に頻繁に耳にする言葉のひとつが《分析》です。皆さんのお仕事でも良く登場する言葉なのではないでしょうか。しかし、《分析》を企業経営の視点から考えるときに忘れてはならないのが、分析作業とは時間(=コスト)がかかるものであり、なおかつ分析結果それ自体は直接金(=利益)を生むものではない、にもかかわらず、一見なぜだか重要かつ生産的な行為に見えてしまうことなのです。したがって、いかに無駄な分析を回避するかが、経営の重要な着眼点となるのだと筆者は言います。今回はこの視点から《分析》を考えてみましょう。
 
筆者はこれまでに多くの新規事業を作る現場にかかわってきました。その経験から、いろいろな企業で新規事業がうまくいかないのは「思考法の誤解」に原因があるのだと言います。本来、新規事業にとっては「本当に売れそうなのか」が最初の一歩なのは言うまでもありません。しかし、その点が議論される時、一体誰がリスクをとって判断しているのでしょうか?
 
最近の筆者は、さまざまな企業の若手/中堅のエースと呼ばれる方々と接する機会が多くなってきました。その場で彼らに必ず聞くようにしている質問がいくつかあるのだそうです。その中で特に、ここ10年ほどで返答がめっきり変わってきているものがあります。 その質問とは『なぜ企業は黒字でなければならないのか?』 皆さんならこの質問にどのように回答されますか?そして筆者の質問にエースの方々はどのように返答していると思いますか?その質問に込められた筆者の思いとは…。
 
前回のコラムで、企業再生の決め手のひとつは組織の力ではなく実は個人技であるということをご紹介いたしましたが、今回は二つ目の決め手について、続けて解説してまいります。 以前は、企業再生というと社長を送り込む、というのが常道でした。しかし、「真性」企業再生を個人技で行う基本メカニズムを考えると、実はそれは非常に難しいことであると筆者は述べています。 企業再生の現場を目撃した筆者の実感、どうぞご一読ください。
 
| 1   2 次のページ