Leadership Insights
筆者は最近、企業の研究開発部門長の方などから「研究開発者にビジネスマインドを持たせたいのですがどうしたらよいのでしょうか」というご相談を受ける機会が増えています。研究開発部門におけるビジネスマインド育成は、経営視点で考えても非常に重要なテーマとなってきていると言えるでしょう。企業における研究開発の最終ゴールは市場価値のある製品やサービスを生み出すことにあるはずです。筆者は、技術に関するR&Dを進めながら事業性に関する探索活動を同時並行的に実施する“コンカレントR&D”を提言します。
 
グローバル化やダイバーシティーなど、組織内での価値観や行動原理が多様化する環境において、今後ますます「柔らかいリーダーシップ」が必要とされています。その中核となる能力はいわゆる対人関係系のソフトスキルですが、このソフトスキルを科学的に理解するためには、まず人間の動機と思考行動特性の関係を見ていくことが重要になります。 人間の動機は成人後に変化することが無いと言われていますが、自分の動機を見極め、自分らしいリーダーシップスタイルを習得していく段階で、自分に無い動機を思考行動特性として習慣化することはある程度まで可能であると筆者は言います。習慣化という形でのリーダーシップ習得の典型例として、客観的自己理解に基づく他者理解の事例を取り上げ、その方法について考えてみましょう。
 
戦略を考える上で「将来がどうなるのか」を予測しようとすることは不可欠になります。今回のコラムでは、顧客の求める価値の変化は何によって引き起こされるかを考えることによって将来を予測し、半歩先から市場を創造することを試みます。まずは予測しやすい変化の代表例である人口動態の変化を手がかりに戦略立案について考えていきましょう。
 
サブプライムローン問題は依然底を打った様子はなく、引き続きいろいろな問題が噴出し続けています。今回のように債券市場が混乱したり、国家の財政危機が起こったり、そのたびに格付け問題は表面化します。しかし、格付けの正確な理解なしに議論しても始まりません。債券格付けとはそもそもどのようなものなのか、一度整理してみましょう。
 
国際金融市場に衝撃を与えたサブプライムローン問題ですが、未だにその問題の本質は議論され続けています。筆者はこのサブプライムローン問題を日本のバブル問題と比較し、その違いを明確にした上で、投資理論から問題の本質に迫ることを試みます。