Leadership Insights
かつて小林秀雄は「花の美しさがあるのではない。あるのは美しい花である」という有名な言葉を残しました。しかし、この言葉は仕事においてあてはまるのでしょうか?現実には企業としてやらねばならない仕事の大枠は決まっている中で、「楽しい」と思える仕事をメンバーひとりひとりに与えることは難しいのではないでしょうか。そうした現実の中でリーダーがなすべき役割について考えてみます。
 
Management of Technology(略称MOT)という言葉をどこかで聞かれたことがある方も多いのではないかと思います。当初MOTは、メーカーが「死の谷」と「ダーウィンの海」を乗り越える上で有効な教育プログラムとして位置付けられましたが、その一方で、「MOTプログラムで、日本企業の技術開発力は本当に強化できるのか?」という根本的な疑問が再浮上しているのも事実です。そこで筆者は、日本の研究力を高める切り札としてのManagement of Research(MOR、日本語訳は「研究経営」)という新たなマネジメント理論を提唱しました。
 
いつもは日々行なっている教育・研修活動を通じて、感じたことや自分なりに考えた事を徒然なるままに書かせて頂いているのですが、今回は新年号ということもあり、インヴィニオが今年どのような形でお客様に貢献したいと考えているか、お話させていただきたいと思います。リーダーとは何か、リーダーシップとは何かということに関しての議論はいろいろありますが、インヴィニオは、冒頭に掲げたSense, Think, Actを今年のキーワードに据えて、リーダーシップを捉え、サービスの展開をしていきたいと思っています。
 
管理職の重要な仕事の一つに部下の育成があります。ところが最近では、管理職の人材育成能力の低下が危惧されています。若手社員が育ちにくくなっている、という問題については以前のコラムでも議論されていますが、その背景にある重要な要因の一つとも考えられます。なぜ管理職の人材育成能力が低下しているのでしょうか。原因を分析し、経営として、人事として、何をすべきなのかを考えてみましょう。
 
日本でも経営効率化の手段としてM&Aが積極的に活用されはじめました。それ自体は喜ばしいことですが、まだディールメーキングに関心が集中していて買収後の統合化に目が向いていないように思われます。言うまでもないことですが、M&Aは買収後の統合にこそ価値の源泉があります。統合化に失敗すればM&Aに時間を使う意味はありません。 さて、M&A先進国のアメリカを見てみると1990年ごろから買収後の事業統合について実践的な統合化スキルが体系化されてきているそうなのです。その中で注目すべきは統合化をリードするリーダーシップスキルトレーニングです。