Leadership Insights
筆者は現在アメリカで生活していますが、いくつかの出来事から日本とアメリカの経営システムの違いを実感しています。アメリカでは多種多様なバックグラウンドをもつ人材を採用し経営を行っていかなければならないため、各人材の努力で経営能力を磨き企業力を強化するようなことは期待出来ません。そのために欧米企業ではどのようなバックグラウンドの人材でも一定以上の成果を出せるシステムが整備されているのだと筆者は言います。ホワイトカラーの生産性を上げていくためにもこの点は考えてみる必要がありそうです。
 
筆者の曰く、彼の仕事は「新しもの屋」であり、新規事業や新商品、新サービスの開発・立ち上げに関わる仕事を中心に日々活動しています。その際には「よくそんなにいろいろ思いつきますね。」という質問を多く受けるのですが、筆者自身にはいわゆるクリエイティビティは無いのだと言います。今回のコラムでは筆者がどのように様々なアイデアを出しているのか、その流儀の一部をご紹介していきます。病院ビジネスを具体的な事例にして、まずは一緒に考えてみましょう。
 
2008年11月にワシントンでG20が開催されました。この会議では根本的な原則についてアメリカとそれ以外の国の間で意見の対立があり、具体的な対策には合意がなされませんでしたが、数少ない合意事項の中に、サブプライムローンを証券化した債券にトリプルAの格付けを与えていた格付機関の規制強化がありました。
 
どこの企業にも組織が存在し、組織図がありますよね。皆さんの会社の組織体制はどのようなコンセプトの下に設計されていますか?一橋大学の沼上教授によれば組織の基本形には3つあり、人の集合を組織単位に分ける意義は“分業”にあるそうです。しかし筆者は、これからの時代には分解や分業よりも、協業や融合、統合のほうが重要になってくると考えており、一度これまでの規制概念を取り払って組織のあり方や制度のあり方の考察を試みます。
 
深刻さを増してきた世界規模での金融危機は日本金融市場も巻き込んで東京証券市場の株価も大幅に下落しました。今回の金融危機に対して日本政府は対策を打ち出していますが、中にはその効果が疑わしいものがいくつも紛れ込んでいます。今回は、その中でも特に問題と思われる時価会計原則の一時的な停止と空売りの禁止について取り上げて考えてみましょう。