Leadership Insights
企業における事業戦略策定の際には、様々な予測データが用いられています。みなさんも、活用されることがおありなのではないでしょうか?将来がなかなか見通せない不確実な世の中では拠り所の一つとして定量的な予測データがあると、戦略資料の説得力は格段に高まります。筆者はそもそも予測や将来見通しに絶対というものはないという前提に立つべきであるといいます。しかしながら、世の中に出ている「予測データ」はとあるデータバンクでも最も引き合いの多いタイプの情報なのだそうです。このようなデータは、よく名の知られたシンクタンクの予測によるものであっても、使い方には注意が必要です。いったいどのような点に気をつければいいのでしょうか。
 
欧米でも日本でも、右肩上がりではなくなってしまった変化の激しい時代に、企業とそこで働く人双方の持続可能性の両立はこれまでの人事の考え方の延長では難しいことが明らかになりました。そろそろ人事が経営の勉強をしっかりとして経営の言葉で人事を語り、どのような形で人事が優位性構築のために力になれるのかを人事から発信し、仕掛けていくべきだと筆者は言います。変化の激しい時代に人と企業の双方の長期の持続可能性を創造する、他社との違いを生み出すような組織ビジョン、人材マネジメントビジョンを考えるときなのではないでしょうか。
 
目標管理をモチベーション向上に上手に結びつけることは皆さんの会社でも課題となっていることではないでしょうか。目標管理はどうしても成果主義とリンクしている場合が多いため、なかなかうまくいかない会社も多いようです。筆者は、目標管理だけではなく、社員の主体性を最大限に引き出す人事施策を併せて行うことで、モチベーション向上に結びつけることが可能であると言います。この取り組みを「目標管理3.0」と定義し、その要諦を解説していきます。
 
研修の効果をどのように測るかは人事部門の方々にとって悩ましい問題ではないでしょうか。研修というとどうしても個々人の能力アップ、気付きを伴う行動変容などに焦点があてられがちですが、実は組織開発面での効果が期待できると筆者は言います。また、研修を設計する場面で非常に重要なのは“どのような効果があるのか”を考えることではなくて、“どのような効果を生み出すべきなのか”を明確に意識して設計することです。定量的には測りにくいものの、効果は必ず生み出すことができるのです。
 
日本の電子機器メーカーは、多機能追及の製品・サービスの開発競争を続けています。皆さんも、ご自身でお持ちのデジカメや携帯電話などの機能をほとんど使いこなせていないと感じることは多いのではないでしょうか?しかしながら世界の市場を見渡してみると、ITの世界でもある種のミニマリズムを主眼に置いた製品開発が盛んになってきました。ありとあらゆる機能を満載したものを持ち歩くよりも特化した機能をより使いやすい形で提供する機器が消費者の支持を集めるようになったのです。筆者は日本の電子機器メーカーはある意味過去の成功体験から抜け出せていないのではないかと考察します。