Leadership Insights
スタンダード・アンド・プアーズによって2011年1月27日に日本の長期国債の格付けが引き下げられました。首相の発言などによりそのことが話題になりましたが、今回のコラムでは国債の格付けと日本の金融市場について過去にさかのぼり考察していきます。何故格付けが引き下げられたのか、また、過去に引き下げがあったときにはどのような動きがあったのかなどについて考えてみましょう。今後、日本企業が成長戦略を追及するには事業を成長分野にシフトするだけではなく、資本調達面においても戦略的な検討を行うことが重要になってくるのではないかと筆者は考えています。
 
みなさまの中にも既にフェイスブックに登録されている方はいらっしゃると思いますが、2004年に創業したフェイスブックへの登録者数は既に全世界で5億人を越え、昨年1年間のフェイスブックへのアクセス数はグーグルを越えて、いまや世界最大のウェブサイトとなっています。そのフェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグは「ザ・ソーシャルネットワーク」という映画も昨年末に公開され、一躍時の人となりました。過去30年間のITの歴史を振り返ると、マイクロソフトのビル・ゲイツ、グーグルのセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、そしてザッカーバーグと、主役が三度交代しつつあるかのように見えます。しかしながら、これらITの歴史を塗り替えた起業家たちのうち、ゲイツとザッカーバーグには驚くほどの共通点があると筆者は言います。そこで、今回のコラムでは二人の共通点を分析し、世界的起業家の成功要因を探ります。
 
インヴィニオ代表土井より2011年にインヴィニオが取り組む人材育成、組織開発の方向性について、その意義と具体的な内容についてご紹介いたします。筆者は近年徐々に人材開発・組織開発事業の需要が回復してきたように感じています。しかしながらそれは、景気が上向いてきたからというよりは、どちらかというと、急速にグローバル化する環境に対応するために取り組まざるを得なくなっているお客様の事情が背景にあるようです。なぜなら、3年前と比較するとご依頼内容が様変わりしているからです。所謂グローバル案件の比率が急速に高まり、またその内容は多岐に渡っています。そのような課題には人材開発と組織開発の両面から取り組まねばならないのが現在の状況ではないかと筆者は考えています。
 
筆者は以前からピラミッド型組織対自律型組織という枠組みで組織論を展開してきました。洋の東西を問わず多くの組織で課題となっているのは組織の自律性向上です。筆者が考える理想的な自律型組織のイメージとして提唱しているのは“サッカー型組織”で、メンバーが特定の戦略という抽象性の高いメッセージを共有することで自身の状況判断で動くことになります。しかしながら、そのような組織ではリーダーの抽象的メッセージ伝達能力が問われます。特に、前提となる文化が異なるグローバル環境では、この能力が大きく問われることになるのです。
 
ある製品の市場規模を調べると、複数の異なる情報が出てきてしまうことがたびたびあります。そのような情報を前に、どれが正しいのだろうか?と悩んだことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。前回の「情報源の信頼性」という観点も重要な判断材料となりえますが、それだけではどの情報を正しいとするかは判断できません。具体的な事例をもとに考えてみます。あまりにも数値が違うので少々びっくりしてしまいますが、なぜ、このような違いが生じてしまうのでしょうか?それは、調査の目的とやり方が違っているからです。自分が使うべきなのはどの情報なのか、を判断するには、目的と調査方法を確認し、自分がその情報を必要としている背景や目的と照らし合わせて判断することで、情報を活かし、価値のあるものとすることができるのです。