Leadership Insights / 平野 茂実
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90年代ごろから日本企業でも多く取り入れられた成果主義という考え方には賛否両論があります。特に終身雇用を支持する人々からの成果主義に関する失敗例が数多く報告されていますが、その事例を見ると一見、成果主義と終身雇用は相容れない考え方のように思われます。しかし、ある条件がクリアされれば、決してそんなことはないと筆者は言います。この問題を「ゲーム理論」を用いて考察してみます。
 
筆者が大学の工学部の授業で行ったビジネスゲームにおいてチーム編成に工夫をしたところ、結果にある特徴が観察されました。両極端な特徴を持つ2つのチームがいつも首位争いをしていたのです。そのチームは「職人組合」と「混成部隊」でした。その結果から筆者は、異質な人材の組み合わせによる相互作用が全く新しい分野を創造するようなイノベーションを引き起こすのではないかと考え、「交差的イノベーション」の必要性を提言します。
 
読者の中には実感されている方も多いと思いますが、人の採用というのは非常に難しいものですよね。短い時間で候補者の「人となり」まで知るのは無理というもの。経験豊富なマネジメントの方々にとっても、難しい意思決定のひとつであり、また失敗も生じやすいものでもあります。しかし、採用は限られた時間内で行わなくてはなりません。そのとき人はどのように意思決定を行っているのでしょうか。「リンダ問題」を題材に、最近話題の行動経済学の視点からその思考の仕組みを紐解いていきます。
 
企業の中で数字を扱う人、つまり経理と財務の特性の違いについてをそれぞれの職種に求められる気質の違いという形で筆者が解説します。分かっているようで知らない会計と財務の世界、皆さんの周りでも当てはまる方はいらっしゃる・・・かも?しれません。
 
ビジネスの現場において、「経営感覚の必要性」という言葉は重要な課題として頻出してきます。しかし、それを実際に気づかせることは難しい。今回のコラムでは「経営感覚」を実際に肌で体験し、「気づく」きっかけの一つとしての体験学習をご紹介します。
 
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