Leadership Insights / 今なぜ働き方改革なのか[会員限定]

今なぜ働き方改革なのか[会員限定]

(2015年09月17日)

今年は日経新聞で年初から「働き方NEXT」という連載特集が継続している。今なぜ働き方改革なのか。日経新聞がこれだけ重視するのも理解できるほど、多くの企業でこの問題への関心が高まっているように思う。早朝出勤や残業削減、休暇取得増など具体的な取り組みの紹介も数多い。しかし日本企業の働き方改革はとても奥の深い問題だと感じている。

日本人の働き方の背景を二つ述べるとすれば、一つ目は職業型ではなく会社組織型仕事観の形成過程にある。中世から近世へ移る過程で日本は農本主義を強化定着させてきた。西欧が「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」が近代仕事観のスタートとなったことと対照的である。社会心理学の視点からは、会社組織を安心社会ととらえ、内向きで自前主義の産業発展を遂げたことで、組織内で目立つこと、悪評を嫌い、集団同調圧力の強い組織になったという指摘もある。そのため、社会貢献活動や外部の学びの機会への参加が非常に少なく、家事分担率が低いサラリーマン社会が、世界でも類を見ない形で形成された。
追いつけ追い越せの時代はこれが強みにもなったが、今これが日本企業の未来を考えたとき、大きな障害となってきているのだろう。

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