Leadership Insights / 人が育つ組織における管理職の役割[会員限定]

人が育つ組織における管理職の役割[会員限定]

(2011年04月07日)

組織の人材育成力が弱体化しているという課題は、特に21世紀になって以降、多くの日本企業で認識されるようになった。これに対して、多くの企業は、上司管理職が部下の育成にもっと積極的にならなければいけないという考えを抱いたと思う。もちろんそれ自体は間違っていないが、問題は方法論だ。

数年前、私はキャリアラボの調査で、10社以上の大手企業にご協力いただき、20代の若者の成長実感調査を行った。その結果、若者自身の成長実感と最も相関が高かった因子は、本人の仕事に対する主体的な姿勢だった。これにどれだけ良い影響を与えるかは、上司にとって会社にとって重要課題だが、本人次第の部分もあり、管理可能性が高いとはいいにくい。
一方環境要因で最も相関が高かったのは、仕事である。一般的に組織の中で人が育つ二大要素は、仕事と人と言われる。経営人材を育てるのに、意図的に試練を与えるのはまさにこの仕事の要素だ。具体的にはチャレンジングで新しい試みが含まれる仕事を、十分な裁量と上司のコーチング的支援、目に見える成果を出さなければいけないという健全な成果プレッシャーといった質問項目がこの因子に含まれているので、人の要素も一部入っている。
その次に相関が高かった環境要因は、職場の横のコミュニケーション、教え合いや学び合いの風土であり、そのあとに初めて、上司と部下の能力開発などに関するコミュニケーションが来た。

東京大学の中原淳准教授の最近の調査分析はさらに興味深い。人の要素に注目して、他の人たちとのコミュニケーションのタイプや頻度、その本人の成長との相関などを調べた。その結果本人の成長に資するコミュニケーションは、大きく以下3つのタイプに分けることができたという。

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