Leadership Insights / 日本国債の格付け問題から金融情勢を予測する[会員限定]

日本国債の格付け問題から金融情勢を予測する[会員限定]

(2011年02月17日)

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1月27日、日本の長期国債の格付けをAAからAAマイナスに引き下げた。これにより日本の長期国債の格付けは中国やクゥエートなどと同じレベルとなった。財政赤字が史上最大規模に到達しているアメリカやイギリスの国債格付けがいまだにAAAであることと比較して対照的である。S&Pによる日本国債の格付けは2001年の2月まで最上級のAAAであった。その後格付けは毎年のように引き下げられ、2002年にはAAマイナスとなり、その後一旦2007年にAAに戻り、今回またAAマイナスに引き下げられた。

1980年代には中南米諸国の債務危機があり、1997年には韓国やタイなどアジア新興諸国の債務危機が発生した。これらの債務危機は債務国の低貯蓄率、債権者が国内ではなく外国の投資家であったことが、危機の引き金になった。2001年に日本国債がAAAからAAプラスに引き下げられた時、財務省はS&Pが日本の特殊事情を無視していると反論した。財務省が言うところの特殊事情とは、日本が世界一の債権国であることや、日本国民の貯蓄率の高さであった。

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