Leadership Insights / 野球型組織とサッカー型組織[会員限定]

野球型組織とサッカー型組織[会員限定]

(2011年01月20日)

私はかなり以前から、ピラミッド組織対自律組織という枠組みで組織論を展開してきた。What、How、Do、Checkの仕事サイクルが、組織階層による分業されている度合の高いのがピラミッド組織で、第一線で自律的にまわっている度合の高いのが自律組織というわけで、当時はやった組織のフラット化という言葉は本質をとらえていないという考えだ。洋の東西を問わず多くの組織で課題になっているのは、組織の自律性向上である。

一方で伝統的に、中根千枝の古典的名著「タテ社会の人間関係」にもあるように、日本は組織内序列主義であり、欧米はヨコ型職務組織であると考えられてきた。実際欧米では企業横断的な職種別労働組合が一般的である。さらに言えば職務記述書ベースの職務主義の伝統は、カルバニズムの思想、つまり職業とは神から与えられた使命であり、Calling(聖職)であるという考え方からきていると考えられる。しかしながら社会に出て選択した職業を生涯にわたって大切にすることは、プロ意識などの意味で利点もあろうが、産業構造や技術の変化が激しい世の中では、硬直的なキャリア観につながり、変化と軋轢を生む。もちろん社会に出て初めて就職した会社に生涯忠誠を尽くす日本的な組織観も、今や変化の激しい時代に、働くものを幸せにするとは限らない時代となった。

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