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「見える化」で見えなくなったもの[会員限定]

(2010年07月22日)

とりあえず、なぞなぞみたいな話から始めてみます。
もしあなたが、「論理的思考力」という研修プログラムをクライアントに提案しに行くとします。
クライアントからプログラムについて説明を求められ、
「ご理解いただくために、もう少し具体的に説明させていただきます。内容は3つに分けられまして、1つ目は論理的思考力の基礎、2つ目はその実践、3つ目はその応用ということで・・・」
と話し始めると相手が腑に落ちない表情をしている。

さて、この話っぷりのどこに問題があったのでしょうか?
選択肢は2つです。
①「具体的」と言っている割にはあまり具体的でないから。
②「具体的」に説明しようとしているから。

これだけの情報からであれば、どちらも正解といえます。大事なことは、①②それぞれについて説明がつくことです。①はわかりやすいですね。もっとプログラムの実現手段を体感的に理解できるようにした方がよいということです。

では、②はいかがでしょうか?
②の問題。それは、「何のために」という理由や、「何を目指して」という目的から説明されていないことです。この例でいえば、「そもそも、なぜ論理的思考が必要なのかと言いますと・・・」と言えばよかったのです。

なぜ私がこんななぞなぞを出してみたか?それは、説明が求められるあらゆるシーンで「具体的」「分析的」「手段的」なアプローチに偏っていることを日々目撃するからです。アクションラーニングの場であったり、事業構想の場であったり、部下育成の場であったり・・・。

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