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質問力を高めることは可能か?[会員限定]

(2009年07月09日)

この2~3年、現場における自律的な問題解決力の向上を狙って、現場のリーダーにマイケル・J・マーコード氏の提唱するアクションラーニングの手法を学ばせる企業が増えた。しかし導入した企業の一部は壁にぶつかっているようである。

 マーコード氏は、アクションラーニングに関して、「実務を通じたリーダー育成、チームビルディング、組織開発を効果的に行う、問題解決手法である。小グループが現実の問題を解決する中で行動し、個人、グループ、組織が学習していくプロセスがアクションラーニングと言える。」とし、具体的な進め方として「相互質問」を重視している。相互に質問しあうことで、当事者に内省を促し、気づきを与えることを狙っており、意見を述べることは極力控えるよう求めている。「質問の質と数」と「最終的な行動および学習の質」との間には高い相関関係がある、という考え方がベースにあるからである。
 また、このようなプロセスを推進する役回りとして、“アクションラーニング・コーチ”を置くが、このコーチは問題解決そのものには巻き込まれてはならず、ただし、学習の促進の必要性を感じたときはいつでも介入する、ということを謳っている。

しかし、マーコード氏の提唱するアクションラーニングを導入した企業の方からは以下のような声が聞こえてくる。
参加者がなかなか気の利いた質問ができないため、洞察、考察が深まらない。堂々巡りに陥ることもあり議論が深まらない。結果として当初狙っていた自律的な問題解決のサイクルを現場で回せるようにする、という目的が達成されない、現場の状況が少しも変わっていない。

 先日ある会社(小売業)から以下のような相談を受けた。「現場のリーダー達を集めて研修を行い、マーコード氏の提唱するアクションラーニングの講義を受けさせた。現場での問題解決が自律的に行われるようにするために、もっと質問力を高めさせたい。質問力をぐっと高める方法はないものだろうか?参加者の質問力が高まれば、討議が活発に行われ、現場での問題解決もスムーズに行われるようになると思うのだが・・・・」

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