Leadership Insights / 京都花街に学ぶ人を育てる組織の開発[会員限定]

京都花街に学ぶ人を育てる組織の開発[会員限定]

(2007年10月01日)

組織の能力として、最も重要なものの一つが人材育成力です。すでにこのコラムでも申し上げているように上司と部下の一対一の関係だけの発想で、指導伝承という形でのいわゆる旧型OJTだけに頼っては、人材育成は機能しにくくなっています。組織として人の育ちやすいマネジメントスタイル、組織環境や仕組みを積極的に作りこんでいかないと、様々な理由から組織の人材育成力は徐々に減退しています。

話は変わりますが、祇園をはじめとする京都の花街は、戦後舞妓芸妓のなり手の減少などから、衰退の一途をたどっていました。しかしここ数年、様々な努力が報われ、久々に若い舞妓や芸妓の数が増加に転じて、結果として花代の売り上げも上昇に転じ始めています。また行きたくなる、また呼びたくなる舞妓芸妓の数が売り上げ規模を規定する、まさに人材産業であるわけです。

もともと京都の花街では、一般的に置屋の娘が舞妓になるという、いわゆる内部再生産方式が機能してきたのですが、京都弁や花街のしきたりを知る京都出身者からの希望者が実質ゼロになるという状態にいたりました。一方で舞妓修行のテレビ番組などの効果もあって、全国から中学卒業年齢の舞妓希望者は決して少なくありません。その中でも目的意識のはっきりしたしっかり者を教育し、京都外からの人材育成の仕組みを作ることで、京都の花街は再生したと言えるでしょう。

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