Leadership Stories / カリスマ後のリーダーシップ:リーダーの要らない「フォロワーシップ」を育てる[会員限定]

カリスマ後のリーダーシップ:リーダーの要らない「フォロワーシップ」を育てる[会員限定]

(2007年06月05日)
早稲田大学ラグビー蹴球部 監督
中竹竜二氏
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中竹竜二氏
早稲田大学ラグビー蹴球部
監督


中竹竜二(なかたけ りゅうじ)氏プロフィール:1973年生まれ、福岡県出身。早稲田大学入学後、ラグビー蹴球部に所属。4年次にはそれまで公式戦の出場はなかったにも関わらず主将に選ばれる。「感謝・謙虚・モラル」をスローガンにチームをまとめ、大学選手権準優勝をおさめた。卒業後、英国留学を経て01年に三菱総研に入社。06年4月三協フロンテア入社。06年2月より早稲田大学ラグビー蹴球部監督として同部の指揮をとる。




強い組織の条件とは


―――中竹さんはカリスマと名高い清宮前監督(注)のご指名で一年前に監督を引き受けられたそうですが、彼は何故中竹さんを選ばれたのでしょうか?現役の時にもそれまで公式戦の出場経験が無かったにも関わらず同期の方々から選ばれてキャプテンになられたそうですが・・・。

そうですねぇ、消去法かな?(笑)いや、本当にキャプテンの時は、他に適任者がいなかったから僕になった、位にしか思ってないんですけど・・・。今回は清宮さんの一存で決まったそうです。僕を選んだ理由について、清宮さんには「バランス感覚を持っているから、そこだな!」って言われたんですけど、バランス感覚ってなんでしょうかね・・・うーん・・・ひとつは広い視野で色んな物事を色んな角度から見て進める力を持っているって事かな。自分だけの考えとか、昔やっていたラグビーの考えとか、最新理論だけとか、清宮さんだけの引き継ぎ、ではなくて全部総合的に進めながら、ベターな方向を選べる人間だと思っているんじゃないですかね。もうひとつ言っていたのは、世代を巻き込む力を持っている人間にやらせたいということ。「お前がやるとお前の下は多分全員ついてくるだろう?」って、そういう話はこれまでにも何度かしていました。例えば、早稲田ラグビーのOB会は若手OBがあまり集まらなかったんです。若手には行きにくい場所で・・・特に(大学選手権で)優勝した代でなかったり、レギュラークラスじゃないと居場所もないので。だけどそれじゃダメだ、負けた僕らの代こそ行こうと決めました。僕が卒業する時に同期に約束をさせたんです。自分たちは必ずOB会に出ようと。次の年から必ず全員で行くようになりまして、そうしたら下の代もみんな行きだして、新しい文化が出来た。他にも、何かやるっていった時に、僕が声を掛けると大体下の代はついてきてくれていた。そういうのを見てて、世代のリーダーになっているのを彼は知ってたんじゃないですかね。でも監督に就任した時には同期から「オーラの無い監督さんですね」って言われましたけど(笑)。

(注)清宮前監督: 清宮克幸氏。2001年~2006年の5年間に早稲田大学ラグビー蹴球部監督を務める。就任後5年連続で関東大学対抗戦全勝優勝、大学選手権も3度制覇。さらに2006年の日本選手権2回戦では社会人の強豪トヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦、トーナメント制移行後初めて社会人上位チームを破るなど、史上最強のチームを作り上げた監督と言われている。現在、サントリーサンゴリアス監督。


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