Leadership Stories / 「逃げてはいけない」本気で決意した時、迷いと不安は消え失せた。会社の風景が違って見えた。[会員限定]

「逃げてはいけない」本気で決意した時、迷いと不安は消え失せた。会社の風景が違って見えた。[会員限定]

(2007年04月03日)
株式会社リコー
画像生産事業本部 生産統括センター
リーダー 須賀 亨氏
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須賀亨氏
株式会社リコー 画像生産事業本部
生産統括センター 電子部品技術統括室
企画管理グループ リーダー


須賀亨(すがとおる)氏プロフィール:1981年リコー入社。購買部門を経て1992年に電子部品技術統括室へ異動。2004年同室にて部門変革「リニューアル・プラン」を提案、立上げて推進役である世話人/ファシリテーターとなる。2005年同室企画・管理グループ発足と同時に同グループリーダー就任。


リコーの組織変革活動について: グループ全社のエレキ系設計生産支援及び業務革新を推進するための戦略的な組織として発足した電子部品技術統括室は、当初5人でスタートした小さな組織だったがその革新的な活動は実績を上げ大きな組織へと成長していく。しかし、カリスマ部門長の死をきっかけに組織は徐々に発足時の活力を失い閉塞感に被われつつあった。そんな中、一人の社員が組織を変えるべく行動を起こした。彼はたった一人で変革リーダーとして活動を開始。当初コミュニケーションもままならなかった組織は徐々に変化を見せ始める。現在、具体的な実施フェーズに入った変革活動は、クロスファンクショナルチームでの取組みが始まっており、高いモチベーションを維持しながら一部のプロジェクトでは既に半期で約9億円のコスト削減効果をもたらしている。変革リーダーはどのように組織を動かし、活力あるものに変えていったのであろうか。


――須賀さんは数年前から組織変革の取り組みを始められたそうですが、そのいきさつと現在のお仕事についてお話いただけますか。

生産統括センター(事業部相当)内に電子部品技術統括室(以下電技室)という部門があり、現在私はその中の企画管理というグループのリーダーをやっています。電技室は1992年に初代の部門長が役員に自ら提案し戦略的に立ち上げた部署です。私は入社当時から電子部品に関わる仕事をしてきましたが、10年が経ちその仕事に一服感もあって、何かそれまでやってきたことを活かせる仕事が他にないかと思っていました。そのとき今の部署ができ、これまでの知識や経験がまとめて使えると思い転属を希望して異動しました。
この部署はいわゆる業務改革を推進する組織で、社内の技術コンサルテーション的な役割を担っています。今までの設計のやり方、開発の仕方ではなく、新しいやり方、切り口を提示する、つまり常に新しい付加価値ある何かを提案していかないといけない。ですからビジョンとか方向性ありきなんです。しかし、それを明確に示してくれていた初代部門長が突然亡くなってしまった。それが最大の要因で、組織的に非常に混沌とした厳しい状況になってしまった。何も考えないのほほんとした人だけは平和に生きていたんですけどね、数年したら部門ごと吹っ飛ぶんじゃないかという状態でした。自分としてもとても危機感を感じていました。その想いを固めて組織変革の活動を始めたんです。業務命令ではなくて、私からの提案でした。部門長と役員まで話を持っていって、その提案を了承してもらった。立場としては部門長直属で、部門長は変革のスポンサー。予算もつけてもらって変革を自分のミッションとして専任でやっていました。最初の一年半ぐらいはそれだけをやっていたんですが、今は通常業務のグループを率いる立場になっているので、グループのリーダーをやりながら兼任でやっています。



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